①基本稽古　→　②移動稽古　→　③型　→　④約束組手　→　⑤スパーリング　→　 ⑥自主トレ

基本をしっかり学ぶ事はとても重要な事です。

なぜなら、土台となる基本がしっかりしていなければ、その上に成り立つ応用がきかなくなるからです。

基本稽古では、立ち方、受け、突き、蹴りの動作を学びます。
ひとつひとつの動作をとおして、重心のおき方や基本的な体重移動、腰の回転など空手を学ぶために必要な体の使い方を身につけることができます。

基本稽古で学んだ突きや蹴り、受けを、前後左右、回転といった動きのなかでおこなう稽古を、移動稽古といいます。

移動しながら技を出すことで、重心の移動や体のバランスのとり方など、基本的な体の動かし方のコツを身につけることができます。

さらに前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ちなど、腰を落としてかまえる立ち方での移動を学ぶことで、 自然に足腰の鍛錬にもつながります。

組手に強くなるためには基本稽古や移動稽古同様に、型稽古を無視してはいけません。

なぜならば、型によって組手で重要な動作中の体のバランスのとり方や、技を出すときのタイミングを学ぶことができます。

また、空手本来の技というものは、すべて型の中に含まれているからです。

あらかじめ、攻撃をする側と、受ける側で、約束したとおりに技をだして稽古します。

攻撃に対して受けるという動作は、慣れていかないとなかなか身につきません。

約束組手では反復練習を繰り返しおこなう事で、瞬間的な技に対応できる受けや、攻撃を返す稽古として欠かせません。

基本稽古、移動稽古で学んだ突き方や蹴り方を、実際にあてて感覚を覚える稽古です。

例えば、突きの稽古では実際にミットに拳をあてる事により、少し手首が曲がっていれば手首を痛めてしまう事になります。

また、ミット稽古にはダイエット効果、ストレス解消にも効果が期待できます。

稽古した技を試すのがスパーリングです。

いくら約束組手でできた技でも、スパーリングや試合などでは技がとっさにでない事があります。
スパーリングではお互いに自由に攻撃しあい実際の戦い方を学びます。

健康増進やダイエットなどを目的とした方には、強制的に参加しなくても大丈夫なのでご安心ください。

自主トレーニングの時間は好きな稽古ができます。

試合を目標にしている方であればスパーリング。

ダイエット、美容が目的の方はミット稽古など、ご自身で好きな稽古を選択できます。